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アナリストレポート拾い読み(12月26日)

【メリルリンチ証券】
銀行セクターのレポートをリリース。各行の収益力やバリュエーションから見て株価は
売られすぎと指摘し、サブプライムやノンバンク問題に落ち着きが見られればTOPIX
ウエイトで12%程度の戻りがあると予想。しかし、保険商品の銀行窓販全面解禁
や金融庁の市場競争力強化プランも、事務体制の構築に時間がかかるとの見方
から、現状で銀行収益の早期底上げにつながるような施策はないと解説していま
す。

【ゴールドマンサックス証券】
機械セクターのディスカッションで欧米機関投資家を訪問。依然として日本株と機
械セクターに対するネガティブな意見が主流も、多くの投資家は既に「アンダーウエ
イト」から「ニュートラル」に引き上げていると報告。個別では、インバータ事業の急
成長が続く安川電機、省エネ空調のダイキン、低燃費技術で海外企業を圧倒、
既に株価バリュエーションが米キャタピラー社を下回っているコマツと日立建機に注
目しています。

【ドイツ証券】
石化業界のレポートをリリース。同証券では、現状の石化事業のファンダメンタルズ
は厳しい状態が続いているとの見解から、石化業界の投資スタンス「中立」を継続。
セクターのアップサイドとして、中国需要の拡大による石化製品市況の再騰。ダウン
サイドとして原油市況の大幅な上昇と中国景気失速を指摘しています。

【東海東京調査センター】
08年の有望投資テーマを特集。北京五輪関連として松下、シャープ、ソニーキャノ
ン、ニコン、アシックス、ミズノ、キリンHD、トヨタ、電通を紹介。その他、後発医薬品
関連として沢井製薬、東和薬品、日医工、日本ケミファ、富士製薬、応用医研。
洞爺湖サミット関連では日本ガイシ、イビデン、シャープ、京セラ、アルバック、フェロ
ーテック、東芝、日立、日本製鋼所、栗田工業、オルガノ、旭化成、資源開発で
は住友化学、新日鉄、JFE、住友金属、三菱商事、三井物産、住友商事、丸
紅、日本製鋼所、日揮、千代田化工建設を紹介しています。

【ちばぎんアセットマネジメント】
2008年も食品株のM&Aは活発になりそうと予想。収益性の高い海外の買収も顕
在化しており、投資ファンドなど株主の存在で再編が加速する可能性も高いと解
説。食品業界は利益率が低く競争の厳しい業界であるものの、再編が進みつつあ
ることはポジティブに評価でき、引き続き大手食品企業がリード役となってM&Aが進
むと予想。個別では日清製粉、アサヒビール、味の素、日清食品、JTに注目してい
ます。

【リーマンブラザーズ証券】
1998年〜2007年にかけて毎年必ずプラスリターンを維持し、損失を出さなかった株
式投信は23611本のうち16本と指摘。これらのファンドの特徴は低バリュエーション、
高増益率銘柄への分散投資、目標株価に達した銘柄は躊躇無く売却、ポートフ
ォリオ内でのウェイトが3.5%を越えたら自動的にウェイト削減を行うなどのポジション
の厳重管理体制を取っていると解説。これらの常勝ファンドが日本株のウェイトを引
き上げていることは、2008年の日本株上昇の予兆とコメントし、組み入れ銘柄として
シマノ、SMC、ヒロセ電機、テルモを紹介しています。