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アナリストレポート拾い読み(11月14日)

【みずほ証券】
ストラテジーでは、TOPIXの今期予想配当利回りが10年国債利回りを上回った
ことや、高ベータ銘柄のPERが低ベータ銘柄を大きく下回ったこと、 M&A対象銘
柄の株価がターゲット価格を下回るといったことを受け、リスク回避姿勢に行き過
ぎ感が出始めていると指摘。日本株市場に散見される歪みは投資機会との見
解で、リスクを取れる投資家が動意付く可能性に注目しています。

【UBS証券】
鉄鋼セクターのレポートをリリース。高炉業界は鋼材の輸出によるドル収入と原
料の支払いのドル支出が、ほぼバランスしているため為替変動が直接的に業績
に与えるインパクトは僅少と指摘。新日鉄、神戸製鋼、日新製鋼はドルが入超
であるため円高メリット、住金、JFEホールディングスは出超であるため円高はデメ
リットと解説。ただ、急速な円高は顧客の製造業の収益性低下から需要減少と
いうマイナス要因を誘発する可能性があると分析しています。

【メリルリンチ証券】
日本株投資戦略では、金融商取取引法の施行にもかかわらず、10月の投信
販売はあまり落ち込まなかったとコメント。外貨建て投信の販売急減が喧伝され
ることで、円高が加速するという恐れが遠のき、日本株にとって悪材料が増えず
に済んだと解説。日本の家計金融資産に占める投信比率はまだ5%なので、個
人投資家の国際分散投資を図るという方向性に変わりはないと指摘しています。

【ドレスナー証券】
米国、欧州、日本の経済が同時に減速した場合には、世界経済の非連動シ
ナリオ(デカップリング)が疑問視されることになると指摘。コモディティに関しては、金
と銀は投資家のリスク選好度が低下している際は決して安全資産ではないと解
説しています。

【ちばぎんアセットマネジメント】
外部環境に不透明感が強まる中、好調な企業業績がよりどころとコメント。昨年
比では減額修正銘柄も多くばらつきが出ている印象も、07年度も2ケタ経常増益
の公算が高まったと解説。個別銘柄では、増額修正のトップに任天堂をリストアッ
プ。その他増額修正した銘柄の中から三菱商事、三井物産などの商社株に押し
目買いの魅力があると解説しています。

【モルガンスタンレー証券】
自動車セクターのレポートでは、現在の株価バリュエーションは為替リスクを織り
込み、1ドル110円前提で割安圏、105円前提でフェアな水準にあると解説。08
年度第1四半期業績は、保守的な会社ガイダンスに沿った減益決算になる可
能性が高いため、業界がトラップを抜け出すのは08年度第2四半期決算前後と
予想。買い向かう銘柄として、トヨタ自動車を取り上げています。

【東海東京調査センター】
来週のウィークリーでは外部環境の影響を受けにくい銘柄と、中長期的なスタン
スで国際競争力の高い銘柄を中心にピックアップ。新興プランテック、日医工、ト
ヨタ、東レ、ポイントを紹介しています。